答えのない選択|初期胚の移植と胚盤胞移植…私が選んだ道

2014-07-28_21h20_54

緊張の連続だった採卵が終わると、次は胚移植へ向けて動いていきます。

通常の体外受精では、採卵の翌々日に受精卵を子宮に戻す「初期胚移植」が行われます。

最もスタンダードなのはこの方法ですが、胚移植にはほかにも、採卵後5日間受精卵を培養し、胚盤胞という状態にしてから移植する「胚盤胞移植」、初期胚と胚盤胞をそれぞれ移植する「二段階移植」があります。

病院の方針や、子宮や卵巣の状態、年齢などによって、最適な移植の方法は違ってきますが、その選択は、ある程度患者にも委ねられます。

ここでは、私がどの移植方法を選んだのかをお話していきましょう。

無事に受精を確認!

採卵の当日の夕方、病院から、卵子の状態についての電話がありました。

それによると、13個採卵できたうちの1個は未成熟卵だったとのこと。顕微授精には成熟した卵子しか使えないため、13個のうち9個を顕微授精に、未成熟卵を含む4個の卵子を体外受精にまわすことに決まりました。

そして、採卵翌日は、受精確認の電話がきます。それによると、顕微授精を行った9個のうち8個が受精、通常の体外受精を行った4個のうち3個が受精と、受精に問題はないことがわかりました。

ちなみに、受精しにくい場合にお願いしていた、卵子の殻を少し薄くして受精しやすくするアシステッドハッチング(透明帯開孔法)は行わなかったとのことです。

通常の体外受精でも受精卵ができたということは、受精に問題はなかったということです。

人工授精を何度しても妊娠しなかったのは、もしかして受精障害があるからではないかという疑いが、これで解消したことになります。それにホッとしつつも、「じゃあどうして妊娠しないの?」という思いが浮かんできますが、今は目の前の胚移植について考えることにしました。

通常の胚移植か、胚盤胞移植か?

この時点で、通常通りの胚移植をするか、それとももう少し受精卵を培養して、胚盤胞になってから移植をするか、私はまだ決められませんでした。

胚盤胞移植は、受精卵の培養を長く行い、自然妊娠で受精卵が着床するのと同じ時期に、同じような発育状態の卵子を子宮に戻すことで、より妊娠の確率をアップさせる方法です。しかし、胚盤胞になる前に発育が止まってしまう可能性もあるため、直前で移植がキャンセルになる危険性もあります。

私が通っていたクリニックでは、初めて体外受精を受ける場合、多胎を防ぐためにも胚移植は1個のみという決まりがありました。妊娠率の高い胚盤胞移植の場合は、何歳であっても、何回目の体外受精であっても、移植は1個のみ。

私の場合は、どちらにせよ1個の受精卵しか移植できません。

それなら、より確率の高い胚盤胞を選ぶべきか、それとも、胚盤胞に育つとは限らないし、コストを抑えるためにも通常通りの胚移植をすべきか…何度考えても、答えは出ません。インターネットでよく利用していた不妊サイトや掲示板に質問の書き込みをしたり、いろいろな人の体験談を読んだりしても、なかなか決められませんでした。

私が胚盤胞移植に決めた理由

翌日、初期胚移植もできるように準備と心構えをして病院へ行き、採血と超音波検査を受けた後、受精卵の分割の様子と、移植の予定について先生と話をしました。

今回の体外受精・顕微授精でできた受精卵は11個。そのうち8個が分割を開始しているとのこと。フラグメントという不純物がやや多いのが気になる、と先生からは言われましたが、分割にそれほど影響はないということでした。

「今日戻しちゃう? それとももう少し待つ?」
と、先生は軽い感じで話を振ってきました。

どちらがいいでしょう? と私がおずおずと質問すると、この分割の状態だと、おそらく問題なく胚盤胞まで育つだろうから、それにかけてみてもいいのでは、という話をされました。

私はその先生の言葉を信じました。

それまでどうするべきか散々迷っていましたが、先生の言葉に後押しされ、8個の受精卵が分割しているなら、どれか1つくらいは胚盤胞まで育つだろう、という楽観的な考えも芽生えてきました。そして、やるならできるだけ確率の高い方法で! という気持ちになったのです。

どちらが優れているの?

初期胚の移植にするか、胚盤胞移植にするか、どちらがいいとは簡単に言えることではありません。

メリットが大きく感じる胚盤胞移植も、受精卵の分割が止まってしまえば移植はできませんし、人によっては、培養液の中で胚盤胞に育つのを待つよりも、初期胚を移植して子宮の中で受精卵を育てたほうがうまくいく場合もあるのだそうです。

しかし、患者にとっては「どちらにしても後悔したくない、一度で妊娠したい」という思いが強いため、どちらを選べばより最善の結果につながるのかと考えると、本当に迷ってしまいますよね。

どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、これといった決め手となるものはありません。実際にやってみるまでどうなるかわからないため、選択は非常に難しいのですが、やはり、受精卵の分割の様子を確認した上で、医師としっかり話し合って決めるのが一番だと思います。

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