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カンジダ治療で錠剤を使っている時に銭湯やタイミングをとるのはNG?

膣カンジダに感染していて膣錠を挿入している間は、錠剤が溶けておりものと一緒に出てくる場合があります。
そこで心配になるのが入浴、特に銭湯や温泉など、不特定多数の人と一緒に入る場所のことや、パートナーとのタイミングについてです。
膣錠を使っている時は、銭湯や温泉に行くのは避けた方がいいのでしょうか?
また、タイミングをとってもいいのでしょうか?
膣錠を使っている時の銭湯、温泉の利用について
基本的に、膣錠を入れている間でも銭湯や温泉などを利用しても問題ありません。
しかし、膣錠が溶けておりものと一緒に出てくることがあるので、局部を洗い流して清潔にしてからお湯に入るようにしましょう。
また、入浴して身体があたたまった状態ですぐに下着を付けると、蒸れやすくなります。
膣カンジダを治すためには、なるべく蒸れないような服装をすることも大切。
膣錠を使っている時のタイミングについて
膣錠を使用中、タイミングをとるのは避けた方がいいでしょう。
カンジダ菌は常在菌ですが、男性にも感染することがあります。
女性ほど症状が重くなることは少ないのですが、まれに亀頭にかゆみが出てただれたり、白いカス状のものが出る、水泡が出るなどという症状が出ることもありますし、そこから尿道炎にかかることもあります。
パートナーにカンジダ菌をうつしてしまっては、せっかく膣錠を入れてカンジダを治しても、パートナーから再び感染する、という悪循環になりかねません。
そして、カンジダ菌による膣の炎症が、刺激によって悪化することも考えられます。
膣カンジダが完治するまで、タイミングは控えましょう。
男性は睾丸に悪影響も
また、膣カンジダと一緒に細菌性膣炎やクラミジアを併発している場合は要注意。
この時にタイミングを取ってパートナーに大腸菌やクラミジア菌が感染してしまうと、副睾丸炎を発症してしまいます。
副睾丸炎は、まれにカンジダ菌によって引き起こされた尿道炎が原因で起こることもあります。
陰嚢に腫れや痛み、しこりができ、高熱が続いたり、歩くのもままならなくなったりと、重い症状になることも。
このことからも、カンジダが完治するのを待った方がよいと言えますね。
夫の気持ち
何より、パートナーの気持ちになって考えてみましょう。
膣錠を挿入して治療をしている状態では、タイミングを取ることに抵抗があるかもしれません。
不妊治療などをしている場合は、一周期でも無駄にしたくないという気持ちから、膣錠を入れた状態でも何とかタイミングが取れないかと思ってしまう女性もいるかもしれません。
しかし、まずはカンジダを治すことを一番に考えるようにしましょう。
待ち望んだ排卵のタイミングかもしれませんが、使用している膣剤の種類によっては精子を殺す可能性があるし、膣内の状況によってはパートナーに重い病気を背負わせることになります。
不妊治療中の方は必ず医師と相談してからタイミングを取ってくださいね。