おりものが黄緑でかゆみが…パートナーも無事ではすまない病気たち

2016-10-03_15h46_25
乳酸菌でカンジダ再発予防|陰部の痒みを繰り返さない体作りのコツ

トリコモナス膣炎とカンジタ膣炎の主な症状は、おりものの異常とかゆみ。

これらの症状があるから、トリコモナス膣炎かカンジタ膣炎だと決めつけるのは間違いです。

他にも、おりものの異常とかゆみが起こる病気はあるんです。今回は、おりものの異常とかゆみが起こる病気についてご説明します。

非特異性膣炎

症状:

黄色っぽい、黄緑っぽいおりものが出ます。魚のような生臭い悪臭も。

陰部が赤くかぶれることがありますが、かゆみは軽度です。

原因:

膣の自浄化作用がなんらかの理由で乱れてしまい、膣にいるブドウ球菌や連鎖球菌などの常在菌が多量に繁殖することで発症します。

自浄化作用が乱れる理由には、タンポンやナプキンなどを長時間使用するなど、デリケートゾーンを不衛生にしてしまうことがあげられます。

またその逆に、膣洗浄などを過度にやりすぎ、必要な常在菌まで排除してしまうことも理由になります。

他には、過度な性行為、疲労、他の病気による免疫力の低下などがあります。

治療法:

抗生剤の内服や膣剤、外陰部の塗り薬などを使用します。治療をすると10日程で治ります。

治療しないとどうなる?:

膣炎から子宮内膜炎、卵管炎へと進行してしまうことがあります。

卵管炎になって卵管が癒着すると、不妊の原因となってしまいます。

対処法:

非特異性膣炎は、カンジタ菌、トリコモナス膣炎以外の膣炎を言います。

はっきりと原因菌を特定できない膣炎もこれに含まれます。

性行為をしてパートナーにうつるかどうかははっきりしませんが、原因菌が特定できない以上必ずうつらないとは言えません。

性行為で症状が悪化する恐れもあるので、完治するまで性行為は控えるようにしましょう。

普段から、ナプキンやタンポンをこまめに交換し、デリケートゾーンを清潔に保つようにしましょう。

下着は、お肌を刺激しない素材の、通気性のよいものを選ぶようにしてください。膣や陰部を過度に洗い過ぎないようにして、石鹸は低刺激のものにしましょう。

クラミジア感染症

症状:

白色、黄色、緑色、茶色などおりものの色が変化する。かゆみがあることも。軽い下腹部痛があることもあります。

80%以上の人には症状が出ないため、感染していても気づかないことがあります。

原因:

クラミジア菌に感染することで発症します。感染経路は性行為。

感染力が強いので、一度の性行為で感染することも。現在最も多い性感染症です。潜伏期間は1~3週間程。

治療法:

抗生剤の内服治療を行います。治療をすると3週間程で治ります。

治療しないとどうなる?:

クラミジアに感染していると、エイズに感染する確率が3~5割もアップしてしまいます。

症状が進むと、子宮内膜炎、子宮頸管炎、卵管炎となり、不妊や子宮外妊娠になる可能性があります。

妊娠時だと流産、早産の恐れも。出産時に感染していると、産道感染で赤ちゃんにうつしてしまうことも。

対処法:

クラミジア感染症は性感染症なので、必ずパートナーの治療も同時に行うようにしてください。

たとえ症状がなくても、パートナーも感染している可能性が高いです。ピンポン感染を防ぐためにも、治療中の性行為はやめましょう。

淋病

症状:

茶色、黄色、緑色などにおりものの色が変化する。おりものの量が増えたり、膿が混じることも。

陰部がかゆくなる。陰部が腫れる。性行為痛がある。などの症状が現われることがありますが、無症状のことも多いです。

原因:

淋菌に感染することで発症します。感染経路は性行為。潜伏期間は2~7日程。

治療法:

抗生剤の内服治療を行います。

淋病にかかっている人の約3割がクラミジア感染症も併発しているので、クラミジア感染症の有無も確認し、併発している場合には合わせて治療を行います。治療をすると7日程で治ります。

治療しないとどうなる?:

子宮頸管炎から卵管炎、腹膜炎へと進行し、腹痛や発熱することがあります。

また不妊の原因ともなってしまいます。妊娠時だと、流産や早産となってしまうことも。出産時に感染していると、産道感染で赤ちゃんにうつしてしまうことがあります。

対処法:

性感染症なので、必ずパートナー同時に治療をし、ピンポン感染を防ぐようにしましょう。治療中の性行為はやめましょう。

萎縮性膣炎

症状:

黄色、緑色、茶色などにおりものの色が変化する。おりものに血液が混じることも。おりものから悪臭がすることもあります。陰部にかゆみが起こります。

原因:

閉経、卵巣摘出し、女性ホルモンが減少することで起こります。

女性ホルモンの一つであるエストロゲンが減少することにより、膣内の粘膜が委縮して減少し、乾燥してしまいます。この乾燥がかゆみを引き起こします。

治療法:

エストロゲンの内服薬、膣座薬を使用します。

陰部のかゆみには、副腎皮質ステロイド薬、抗ヒスタミン薬の塗り薬を使用することもあります。治療をすると7日程で治ります。

治療しないとどうなる?:

膣内の自浄化作用が低下してしまうので、他の病気にかかりやすくなります。

対処法:

閉経することで女性ホルモンのバランスが変化し、体に様々な影響をおよぼします。

萎縮性膣炎もその一つ。エストロゲンが自然に増えることはないので、症状が気になる場合は薬で対処していくしかありません。症状と比較して、治療を検討してみてくださいね。

これらの症状がある場合に気をつけたいこと

1.まずは婦人科を受診しましょう

おりものの異常がある時には、婦人科を受診するようにしてください。自己判断で市販の薬を使用したり、放置するのは危険です。

まちがった治療をすると、症状が悪化しかねません。婦人科は女性の強い味方です。

2.治療は最後まで続けましょう

症状が良くなってきたからといって、勝手に薬を中止してはいきません。

症状が一時的によくなっているだけで、また再発する可能性があります。治療は医師の指示をしっかりと守って行ってくださいね。

3.治療が終わったら検査して完治を確認しましょう

薬を飲み終わったら、もう一度診察・検査をして完治しているかきちんと確認してください。これを行うことで、再発を防ぐことができますよ。

4.完治するまで性行為はやめましょう

病気のせいで膣の自浄化作用が低下し、他の病気にかかりやすくなっています。性感染症にかからないためにも、性行為はやめましょう。

他の人に性感染症をうつさないようにするため、パートナーとのピンポン感染を防ぐためにも、性行為はやめてください。

予防法

1.コンドームを使用する

クラミジア感染症、淋病などの性感染症を防ぐためには、コンドームの使用が効果的です。オーラルセックスでも感染することがあるのでご注意ください。

2.日頃からおりものなどの状態をチェックする

おりものは、生理周期や体調によっても変わってきます。普段の自分のおりものがどんな状態なのか知ることで、おりものの異常に早く気づくことができます。

3.定期的に婦人科の検診を受けよう

クラミジア感染症や淋病は、感染しても症状が現われないことがあります。

感染に気付かないまま症状が進行してしまうのを防ぐためにも、定期的に婦人科で検査を受けることをおすすめします。

4.身体の免疫力を高め病気にかかりにくくする

身体の免疫力が低下すると、膣の自浄化作用も低下し、非特異性膣炎などにかかりやすくなります。

規則正しい生活を送り、ストレスをためないようにするように心掛け、体の免疫力を高めましょう。

トリコモナス膣炎、カンジタ膣炎以外の、おりものの異常とかゆみが起こる病気についてご説明させていただきました。

まずは、自分のおりものをチェックしてみてくださいね。おりものの異常やかゆみがある場合には、迷わず婦人科を受診するようにしてください。

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