亀頭が痒い・赤い・カスが出る!自力で地獄から生還した男の体験談

それはとある夏の、暑い日の事でした。
朝起きて、いつものようにまずはトイレで小用を足していると、ふと違和感を感じたのです。どこにですって? 言わなくても分かるでしょう、アレにです。男のシンボルにです。ぶっちゃけて言えばちんちんです。
そう、ちんちんが痒いのです!
いえ、ただ痒いだけならば、男だったら誰にでも経験はあるはずです。人前で不意に痒くなり、くねくねと身体をくねらせたり、ズボンのポケットにさりげなく手を突っ込んで掻いたり、と言った経験は、男性なら誰にでもあるでしょう。
ですが、その朝感じた痒みは、そういう類の痒さとは一寸違ったものだったのです!
亀頭の皮が痒いのよ!
具体的に言うと、亀頭にさり気なく被さっている皮の部分が無性に痒かったのです。その部分のみが、無性に、です。
ここではっきりさせておきますが、私は「包茎」です。大事な事なので声を大にして言い切っておきましょう。
「私は包茎なのです!」
ルネサンス期を代表する作品のひとつとも言われているミケランジェロ作のダビデ像だって包茎です。恥ずかしがる事などありません。たぶん。
それはともかく、その包茎の「皮」の部分がかつて無いくらいに痒かったのです。とにかく痒かったのです。
亀頭に何かが起こり始めていた
すわ、これは何事ぞ、と感じた私は、すぐに放水作業を終えた息子をしげしげと眺めてみました。が、特に変化はありません。いつもの可愛らしい姿です。
ならばと、指を滑らせ、皮をスライドさせてみました。そこから現れた亀頭さんは……なんと赤い! いつもの健康的なピンク色より、ほのかに赤みを帯びていたのです! さらに少々汚い話ですが、亀頭の付け根部分には、少々白い恥垢もあるご様子で……私はその時はっきりと、我が可愛い息子に起こった異変を目にしたのでした。
あの日うけた泌尿器科の恥辱…病院嫌いな理由
とりあえずまずは洗って綺麗にせねばと思った私は、すぐに風呂場にすっ飛んでいき、石鹸でよーく我が息子を洗い清めました。
身を清めている最中の亀頭様のご様子
洗っていて気づいたのですが、普段被っている皮の部分の裏側からも、擦るとぽろぽろと白いカスが出てきます。もちろん昨夜もお風呂に入った時に洗っていますので、明らかに変です。異常事態です。「こんなの初めて!」です。
こんな事で自分でその言葉を口にするとは思いませんでした。いえ、他人に言われたこともないですが。
一体これは何事でしょうか? もちろん未経験の症状なのですから私にはわかりません。
ナゼの嵐?膀胱炎とは違う。性病でもない自信があるのに。
この時から数年ほど前に膀胱炎になった事はあったのですが、それは排尿時に下腹部に鈍痛が走る、というものだったので今回は明らかに違います。おしっこをしても別に痛みはないのです。痒いだけなのです。
ちなみに性感染症の疑いは最初から頭にありませんでした。その時はかれこれ2、3年ほど異性との性交渉がありませんでしたので。もちろん同性との性交渉もありません。もっと言うと、どっちにもモテた想い出がありません。なんか書いてて悲しくなってきました。
うら若い看護婦さんに…蘇る思い出
さて、この未知の病に一体どう対処すべきでしょう? 私は考えました。
すぐに服を来て医者に行く、という選択肢がまず思い浮かびます。というか、この場合それが一番確実で間違いのない選択でしょう。
ですが! ああ、ですが……前に膀胱炎という病に冒された際に赴いた泌尿器科で、初老の先生に私の生のちんちんをむんずと掴まれ、観察され、その姿をうら若い看護婦さん達にも見られ……という体験を味わった私は、それの再現プレイは避けたかったのです。
あれは……恥ずかしいものでした。本当に、恥ずかしいものでした。別に変な病気でもなかったのに、まわりの人全てに謝りたい気持ちになったものです。思い出しただけでも悶絶ものです。できればあまり行きたくはありません。
……ではどうするか?
私は風呂場で自分の愛らしいちんちんを洗いながら思考し、決断したのです。
そうだ! こんな時こそネットだ。集合知の力で原因を探ろう。googleさんならなんとかしてくれる!
かくて私はフルチンのまま、愛用のパソコンの前へと移動したのでした。
調査。ちんちんが痒い正体を探るのだ!
- 「ちんちん、痒み」
- 「ペニス、亀頭、赤」
- 「包茎、皮、痒い」
……後で検索履歴を他人に見られたら、そいつを闇に葬って自分も消えよう、と思わず考えてしまうような文言の数々で検索し、私は自分の身体を襲っている病の正体を探りました。
色々な病名が画面に表示され、それを読み、これは違う、これも似ているけど違う、と選別していると、ふと、これだ! という病名に行き当たります。
それこそが『カンジダ性亀頭包皮炎』でした。
男のカンジダは、こうだっ!
カンジダというのは真菌、平たく言うとカビの仲間であり、元々人間の身体にいくらでもいる常在菌です。ですが身体の免疫機能が低下してくると、バランスが崩れて増殖し、さまざまな症状をもらたすのです。
そしてその症状とは、男性の場合は主に亀頭と包皮の痒み、亀頭部分の発赤、白苔(白いカス)、さらにひどくなってくるとびらんや水疱まで現れるとのことで……
ああ、どうやらこれのようだと感じました。色々な泌尿器科のHP等には、画像付きで解説している所もあります。たぶん間違いないでしょう。
病院に行かなくてよかった!?男の沽券に関わる一大事!
そこには、こんな情報もありました。
「男性の場合、カンジダ症の多くの原因は包茎の状態にある事である」
なんですとー! ダビデ像もびっくりですよ。逆に包茎じゃない人は、このカンジダ性亀頭包皮炎を発症することがないそうです。正直ちょっとショックでした。
ちんちんにやりがちだけど、やってはいけないこと
あと、こんな事も書いてありました。
「発症した後に石鹸で洗ったりしてはならない」
遅いよ! もう石鹸で丁寧に洗っちゃったよ! 洗う前に言ってよ!
これは、元々常在菌のバランスが狂って発症するものなので、発症した後に常在菌を洗い流してしまうと、下手をすると増殖しているカンジダ菌がますます元気に増えてしまうおそれがあるから、との事でした。なんだかそれを読んだらますます痒みが増した気がします。
僥倖!カンジダは自然治癒する(自宅で治せる)
そしてもうひとつ、重要な情報も見つけたのです。
「自然治癒もある」
……あ、自然に治るんですか、これ。自然治癒、なんて素晴らしい四文字熟語でしょうか。素敵!
他、注意事項としては、
- 必要以上に洗わない。
- なるべく乾燥状態に保つ。
- 通気性の良い下着を穿く。
などとありました。そもそも免疫機能の低下が原因なので、ストレスを溜めない事や十分な睡眠、適度な運動も大事、なんて事も書いてありましたが、それらは発症した後でやっても遅いでしょう。普段の生活で気をつけねばならない事です。
……なるほど。
一通り情報を得て少し安心した私は、安堵のため息を漏らしました。ちなみにこの時はまだフルチンです。パソコンの画面を見ながら自分のちんちんと見比べてましたので。ですがそれも、結果的には乾燥させるという意味では良かったと言えるでしょう。結果良ければ全て良しです。
何よりも自然治癒もする病である、という事が、私を気持ちを軽くさせました。
ちんちんの状態を観察しながら、私はこのまま2、3日様子を見る事にしたのです。
解決。ついに現れた救世主、その名は……
……そして発症してから3日程過ぎましたが……結果から言うと殆ど症状は改善しませんでした。
なるべく乾燥状態に保つ、というのも、そもそもこの文明社会において一日中フルチンでいるのは無理があります。そこまで現代文明に対して反骨精神を持っていませんし、そこまで自然派嗜好でもありません。せめてノーパンで、というのも却下です。できたのは、ゆったりしたトランクスを穿く程度でした。
さすがにもう泌尿器科に行こうかな……と、小用を足すたびに思うようになっていましたが、往生際の悪い私は、ダメ元でさらに深くネットで情報をあさってみる事にしたのです。
そして、普段は殆ど見ることがなかった某巨大掲示板のその手のスレッドで、ひとつの市販薬の名を目にしました。ああ、そういえば市販薬を使うという手もあったな、とその時初めて思ったのですから、私もどこか抜けてます。
その薬の名は『クロマイ-N』というものでした。
早速近所のドラッグストアに行ってみると、普通に売り場に売っています。軟膏です。箱にも確かにカンジダの類の皮膚感染症の治療、なんて書いていました。値段も別に高いものではありません。市販薬ですしね。
カンジダ用ではない…クロマイNを亀頭に塗った結果
正直、こんな簡単に手に入る物でこの症状が改善するのだろうか、と半信半疑で購入し、家に帰って軽くちんちんを水洗いしてタオルで拭いた後に塗ってみると……あれ、なんかイイカンジです。
具体的にどう、という表現は非常に難しいのですが、なんだか行けそうな感覚がありました。よし、このクロマイ-Nに賭けてみよう! 私はそう思ったのです。我ながら現金なものですね。
それから1週間ほど毎日2回程塗り続け、結果として症状は収まりました。気がついたらいつの間にか痒くなくなっていた、という感じです。
しかしこのクロマイ-N、黄色っぽくてベタベタする軟膏なので、塗った時の見た目があんまりよろしくないんですよね。それさえなければ満点だったんですが……なにはともあれ、助けてもらいました。
カンジダが自然治癒したのか、薬の効果なのはわからない
ここまで書いておいて今更こんな事を言うのもなんですが、本当にこのクロマイ-Nが効いたのか、あるいはたまたま自然治癒のタイミングが重なったのか、私には分かりません。正確な判断ができるのはお医者さんだけでしょうし。
ですので、カンジダ性亀頭包皮炎に罹った人全てにこの薬をお勧めする、なんて事は言いませんし、言えません。
最終的に言えるのはやはり「泌尿器科に行け」でしょうね。それが一番確実です。いや、私は行きませんでしたけど。
カンジダ性亀頭包皮炎に陥り、痒みに苦悶している全ての包茎同士諸兄に、この情報が少しでも役に立つことを祈っています。
痒みに負けるな! 包茎だっていいじゃない!
もしカンジダ性亀頭包皮炎にお悩みだったら、クロマイ-Nではなく、カンジダに強力に作用して元の亀頭に戻してくれるクロトリマゾール配合の軟膏をオススメします。
さらに、カンジダ菌だけをやっつけてアソコをスッキリしてくれる専用の石鹸を使うと薬の効果倍増です。詳しくはこちらを確認して下さい。
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水虫などの白癬菌に対する効果は確かにテルビナフィンは高いですが、カンジダ(Candida albican)に対しての効果はクロトリマゾールの方が高いようです。
抗菌力については、MIC(最小阻止濃度)で比較することができます。MICが低いほど、効果が高いということになります。
テルビナフィン塩酸塩クリーム1%、外用液1%のインタビューフォーム(添付)によると、
- テルビナフィンのカンジダ(Candida albican)に対する能力は、MIC(最小阻止濃度)で6.25 – 25 mcg/mlです。
- クロトリマゾールのカンジダ(Candida albican)に対する能力は、MIC(最小阻止濃度)で0.02 – 4 mcg/mlです。
医薬品のブランドの違いで、データは若干異なるのですが、おおよそ同じような値が出ています。