カンジダをどうやって自然治癒させているの?50人の女性の生の声

カンジダは、一度かかると再発することがとても多いのが特徴です。しかし、繰り返しカンジダにかかっていると、そのたびに病院に行くのは億劫ですよね?
仕事や家事育児で忙しい、内診を受けたくない、何度もカンジダにかかっているなんて恥ずかしい……そんな理由から、できれば自宅で自然治癒させたいと考える方は多いようです。
そこで、カンジダの自然治癒を考えるあなたに変わって、カンジダの再発歴がある50人の女性に、
- カンジダ歴
- 自然治癒のコツ
- 治癒するまでの期間
- 完治したと判断するタイミング
- カンジダ予防に普段心がけていること
を聞いてみました。
今回はそのうちの「自然治癒のコツ」をまとめてみます。あなたの状況に合ったカンジダ対策のコツを見つけて下さいね。
目次
みんなはどんな対策をしてる?カンジダ自然治癒の目指す方法まとめ
カンジダを自然治癒させたいと考える場合には、一体どんな方法が有効なのでしょうか。まずは、アンケートの中で50人の女性が回答してくれた自然治癒の方法を一覧にしてみましょう。
◯病院に行かずにどうやってカンジダを治癒させましたか?(複数回答可)
- 市販のカンジダ再発治療薬を使う…17人
- 食事、睡眠など生活習慣をとのえる…14人
- 下着やおりものシートをこまめにかえる…14人
- 通気性の良い服装をする…9人
- 石鹸を使わないで洗う…9人
- ウォッシュレットを使用して清潔にする…9人
- かゆくてもかかないようにする…6人
- 膣を洗いすぎないようにする…4人
- 洗った後に膣を乾燥させる…4人
- かゆい時に膣を冷やす…3人
- 予定などを入れず家で休息を取る…3人
- 体を温める…3人
では、それぞれの方法や対策を具体的にどう実行していたのか、アンケートの回答をご紹介します。
カンジダ市販薬は早く確実に治癒させたい人にオススメ!
カンジダを再発して長年経過している方から、再発が初めてという方まで、最も多かったのは市販のカンジダ再発治療薬を使用するという回答でした。
カンジダは強いかゆみがあり、再発しやすく、そして自力で直しにくいという厄介な特徴があります。そこでできる限り早く、確実に治癒させたいという気持ちから、市販薬を使う方が多くなっているのかもしれません。
ただ、市販薬はカンジダが再発した方のみ購入することができるもの。初めてカンジダにかかったと考えられる方は自己判断で市販薬を使わず、まず医師の診断と治療を受けることがすすめられます。
生活習慣改善で免疫力アップ!カンジダを根本から撃退
カンジダ菌はもともと膣内に存在している菌ですが、免疫力が低下すると大繁殖してカンジダ症を発症させます。そのため、カンジダ予防のためにも、カンジダの自然治癒のためにも、食事や睡眠に気を配り、規則正しい生活をして、体力と免疫力を上げることが大切です。
今回のアンケートでも、生活習慣の改善を心がけている方は多くいました。中でも目立ったのが、睡眠時間をしっかり確保することと、バランスのよい食事をすること。
特に、食事に関しては、
- 外食や糖分を控える
- ヨーグルトを食べる
- マルチビタミン系のサプリを飲む
などの工夫をしている方もいました。
そのほか、カンジダを自然治癒させた方が気をつけていた生活習慣には、
- 体を温める
- 出かける予定などを入れずに休息を取る
- ストレスをためない
といったものがありました。
下着やおりものシートのこまめな交換はカンジダ予防の基本
カンジダ菌は温かく湿った状態を好んで活動するため、下着やおりものシート、ナプキンなどによる「ムレ」は大敵です。
アンケートの中では、おりものシート、ナプキンなどをこまめに交換する方が多くいましたが、おりものシート自体がムレてしまっては意味がないため、あえて使わず、綿など通気性の良い下着や布ナプキンを何枚か用意して、こまめに交換するという意見も目立ちました。
ジーンズ、ストッキングはダメ?通気性の良い服装をする
下着やおりものシートの意見とも共通しますが、服装によって股の部分がムレたりこすれたりしないように気を使っている方も多くいました。
ピッタリしたボトムや、締めつけ感のあるガードル、ストッキングなどは避けることも大切なポイントのようです。
石鹸がNGってホント?カンジダの時には洗い方にも注意が必要です
カンジダになった時は、石鹸でゴシゴシ頻繁に洗うのはNG。
カンジダ歴10年以上のベテランさんも書いてくれましたが、石鹸で洗うことによってカンジダ菌の繁殖を抑える善玉菌まで減少し、膣の自浄作用が弱まってしまうと言われています。
また、粘膜部分をこする刺激によって炎症がひどくなり、症状が悪化することもありますので、お湯でやさしく洗い流すだけにとどめましょう。
使いすぎには注意が必要ですが、どうしても汚れが気になる場合はデリケートゾーン専用の石鹸や、膣洗浄剤を使用すると安心かもしれません。
ウォシュレットの使い過ぎには気をつけて!
アンケートの中では、膣を洗いすぎないように注意している方が多かった一方で、トイレでウォシュレットを頻繁に使用しているという方も目立ちました。
カンジダの強いかゆみを抑える目的でウォシュレットを使う方もいるようです。
しかし、カンジダの市販薬を使用している時にウォシュレットを使って何度も洗い流してしまうと、薬の効果が弱まってしまうことがあります。
また、洗いすぎによる膣の自浄作用の低下や刺激も心配ですし、ウォシュレットのノズルや温水タンクに雑菌が繁殖していて、あらたに感染してしまうおそれもあります。
ウォシュレットは必要以上に使用しないように気をつけましょう。
かいちゃダメ!刺激を避けて早期の治癒を目指す
カンジダの特徴的な強い痒みを我慢するのはなかなか大変なことですが、かいてしまうと痒みがさらに強くなったり、炎症が悪化して治りが遅くなったりしてしまいます。痒くても我慢してかかない!というのは、カンジダを発症した時の重要な対処法です。
特に、夜寝ている間に無意識にかいてしまわないように、かゆみ止めなどを適切に使用することも必要かもしれませんね。
また、痒みがひどい時はハンカチにくるんだ保冷剤等を使用して膣を冷やすという意見もありました。
できるだけ乾燥させる工夫も大切!
ムレて湿った状態になると、カンジダ菌の活動が活発になります。
通気性の良い下着や服装をすすめられるのもそのためなのですが、ドライヤーの風をあてて乾燥させるという方もいました。
シャワーや入浴をして清潔にした後は、デリケートゾーンを完全に乾かしてから下着をつけるのもカンジダを防ぐポイントです。
こんな方法もあり?!ちょっと変わったカンジダ対策
アンケートでは実に多くのカンジダの自然治癒の方法が寄せられましたが、その中でもちょっと変わった対策がいくつかありましたので、ここでご紹介しておきましょう。
- ヨーグルトを膣に塗る
- 馬油を膣に塗る
- 酢で膣を洗う
- ティーツリーオイルをスプレーしたナプキンを使う
- 漢方薬を飲む
- アンダーヘアの処理をする
これらは全て、回答数が1人ずつだったものです。ヨーグルトには善玉菌である乳酸菌含まれていますし、馬油や酢、ティーツリーオイルには殺菌効果が期待できると言われているため、こうした方法を取ってみた方がいたようです。
しかし、この方々にはたまたま効果があり、カンジダを自然治癒させることができたかもしれませんが、全ての方にこの方法が当てはまるとは限りませんので注意してください。
まとめ
以上、50人の女性に聞いた、実際にカンジダを自然治癒させた方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
忙しくてなかなか病院には行けないという時でも、こうした方法や対策を覚えておけば役に立つかもしれませんね。